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保育所給食の外部委託は安全なのか!?
保育所給食の現状 保育所給食を考えるとき、どうしても現状の食の安全に目が行きます...
保育所給食の歴史とその取り組み
保育所給食の歩み 保育所給食が外部委託されることに対し、特に何も感じない方も多い...
保育所給食が果たしてきた役割
保育所給食は、保育士と調理職員の向上心と良質な連携や彼ら切磋琢磨から、集団で離乳...
保育所給食の外部委託の盲点
保育所給食の外部委託が招くもの 保育所給食が外部委託化、及び調理済み給食に変わっ...
保育所給食の業者について把握し、我が子の安全を確保!
我が子に安全で安心できる保育所給食を 保育所給食の外部委託化の問題に関して保護者...

保育所給食の現状

保育所給食を考えるとき、どうしても現状の食の安全に目が行きます。その現状と言えば、社会全体規模で食に対する不安が広がっているのが事実です。

世界一安全な国家というような言われ方をしてきた日本も、バブル景気とその崩壊、その後の長い景気停滞などにより、すっかり様変わりしてしまったように思えます。

食の安全に関しても全く同様の見解を持つことができます。産地の偽装、ブランドの偽造、賞味期限の偽装、期限切れ食品の乱用など、どうしてここまで地に堕ちたのかと嘆く程、このような状況が日本社会全体にはびこってしまっている印象です。

その様な環境の中、保育所給食は外部の業者への委託が進む傾向にあります。平成10年度より、一定の条件をクリアーしていれば、保育所給食を外部の業者に委託できるようになりました。

個々の施設の保育士と給食関係者とが、一丸となることにより大切に作られてきた保育所給食が、徐々にその性格を変化させようとしています。

さらに今後の流れとして、施設の調理室以外、つまり業者の調理センター等で一律に調理された給食が、保育所に搬入されるだけという方向へ進むと見られています。

保育所給食の外部委託をどう捉えるか

果たして、この保育所給食の外部委託は信頼しても大丈夫なのでしょうか?大切な我が子を預けながら仕事に従事する保護者にとっては、非常に気にかかる要因です。

  • ◆安全な食材が使用されているのか・・・
  • ◆衛生面の管理がしっかりと行き届いた環境で調理されているのか・・・
  • ◆鮮度に問題のない材料がしっかりと利用されているのか・・・
  • ◆そもそも、その業者に納入する食材業者レベルに、乳幼児たちが口にする食材であるという認識があるのか・・・
  • ◆食育という観点からも大事な時期にキメ細やかな対応を受けられるのか・・・

考え出したらキリがない程、いくつも要因が思い浮かびます。

保護者にしてみれば、どっちにしても子供を預けなればならないという状況にあります。保護者が、保育所給食の外部委託に関して、何らかを決定できるわけではありません。

そんな中で、いかに我が子の食の安全を守っていけるのか。このカテゴリーでは、その辺りの問題について考えてみたいと思います。

保育所給食の歩み

保育所給食が外部委託されることに対し、特に何も感じない方も多いかもしれません。私自身もその一人でしたし、外部の業者が保育所給食を作ることに対し否定的な感情を抱いているわけでもありません。

ただ、我が子の安全を考えると、大丈夫なのか確認したくなるのは親の情というものでしょう。特に保育所給食のこれまでの歩みを知ると、外部に委託されてしまうのは惜しいと思ってしまいます。

保育所給食の歴史は戦後復興期までさかのぼるようです。当初は国全体が食糧難であり、保育所の子供達の腹を満たすという観点が最も重要視されていました。その後、少しずつ質の向上、栄養価の向上が図られていきます。

1970年代になると日本の高度経済成長が著しくなり、雇用も増え、働く女性も増え始めます。そんな中で、幼児だけでなく乳児も預かって保育サービスを提供する保育所や、延長・長時間の保育を実施するところも出始めるようになっていきます。

保護者もよりよい我が子の保育環境を求め、様々な意見交換等が行われ、保育所給食の質・内容も充実していきます。国の基準を大きく上回るような保育所も、多々現れていたようです。

保育所給食の向上を支えた舞台裏

このような素晴らしい状況の裏側には、保育所給食をつくる調理職員と、それを子供達に食べさせる保育士との間に、非常に良質な連携が存在し、よりよい保育所給食を子供達に提供するという共通の目的の実現のために、一致団結したチームワークがあったと言われています。

つまり、栄養や調理方法などに長けた調理職員と、食育や子供達の心身の成長などの分野に長けた保育士が、それぞれの意見をぶつけ、さらに良いものを作り出すそうとする、いわゆる「非常に建設的な構造」が出来上がっていったんです。

保育所給食は、保育士と調理職員の向上心と良質な連携や彼ら切磋琢磨から、集団で離乳することや食物アレルギーへの取り組みなど、重要な役割を果たしながら現在に至っています。

保育所給食が果たしてきた主な役割として以下が挙げられでしょう。

  1. 不可欠な栄養素と栄養価の確保を助ける
  2. 食品添加物や農薬などの食の危険を遠ざける
  3. それぞれの食品の味を伝える
  4. 集団で食事をすることにより、豊かな五感の成長を促進する
  5. 様々な食材や栄養に関しての知識を与える

このように、保育所給食はそれに関わってきた全ての人々の努力やチームワークによって、今日のような成熟したスタイルを形成しているといえるようです。

今後も新たに様々な問題等が当然出てくるでしょう。現在の保育所給食の外部委託化や、施設外にて調理済みの給食を搬入するようなシステムが主流を占めるようになった場合、これまでように、子供達のことを第一に考え、様々な面での向上を実現してきたいわゆる「調理職員と保育士との連携」の代役を、いったい誰が担うのでしょうか・・・

その辺りが憂慮されます。

保育所給食の外部委託が招くもの

保育所給食が外部委託化、及び調理済み給食に変わっていくと実際のところ、何が欠けていくのでしょうか。

確かに、保育所を永続的に運営し、存続させていくことが実現できなければ、我々保護者はお手上げになってしまうのも事実です。運営・存続という観点からみれば、コストや管理においては、保育所給食の外部委託化はメリットとなるでしょう。

反面、システムが変わっていく以上、失っていくもの、あきらめなければならないものも現れてくるはずです。その中で最も叫ばれている代表的な要因を挙げてみましょう。

乳幼児の発育状態を考慮した対応をしづらくなる

知能や運動能力などの発育は、子供ごとにまったく違ってきます。大まかにみれば同じように感じますが、細かくみていくと様々な状況を確認することができます。

保護者は我が子の発育状況をつぶさに観察し、少しでも改善しようと試みると同時に、保育園側にもできるだけ要望を伝えたりします。

それが食材のことであったり、添加物や農薬等食の安全に関することであったり、発育状態にあった献立の要望であったり、はたまた、好き嫌いを改善してほしいという内容であったりと、様々な要望が挙がってくるようです。

乳幼児の保育サービスを提供している側としては、当然、それに何とか応えようとするわけですが、保育所に調理室があって、調理師が常勤していないと現実的には対応できないことが激増する、というのが現実でしょう。

特に細かく対応すべき「アレルギー食」は難しくなっていくのではないでしょうか。アレルギーは人それぞれいろいろなタイプが存在します。仮に同じ食品に対するアレルギーであっても症状も様々です。外部委託の一律の給食サービスでは、おそらく対応しきれないと思われます。

我が子に安全で安心できる保育所給食を

保育所給食の外部委託化の問題に関して保護者ができること、すべきことは、やはり確認すること、気にかけているという姿勢をアピールすることが基本となるでしょう。実質的に考えられる行動を挙げてみましょう。

  1. 保育所側が、どのような指針にて外部委託や調理済み給食の採用を行っているのか話を聞く
  2. 食の安全や栄養価の観点で問題がないか話を聞く
  3. アレルギーへの対応に関して確認する
  4. どのような業者が出入りしているのかを確認する
  5. 業者の経営者や経営理念、評判などをチェックする
  6. 疑問点や不明点を保育所側に尋ねる
  7. 必要な場合は保護者会などで提案してみる

我が子を保育所に入所させる場合、広く情報を収集することからスタートすると思われますが、その際に、この保育所給食に関してどのようなシステム、対応が採用されているかを確認してみると良いでしょう。

入所後に、途中から保育所給食のシステムが変更される場合は、園主より説明があるかと思われますが、その場でしっかりと様々な項目に関して訊ねてみましょう。

保育所給食の業者をインターネットでチェックする

いずれにしても時代の流れにたった1人で逆らうことは難しいので、保育所給食の外部委託サービスを請け負っている会社や、機関を自ら知ってみるという姿勢も大切になってきそうです。

インターネットで検索すれば、様々な情報が比較的簡単に入手できます。独自に調べていく最初の段階としては、インターネットで十分だと思います。サービス内容や経営理念、その他の業務内容や実績などに関して把握することができます。

保育所給食サービスの業者をチェックするポイント

全国規模や大都市圏にて、保育所給食のサービスを展開している企業がいくつかあり、それらの会社が提供するサービスや理念等がスタンダードになっていくことが予想されます。

地方の業者も、基本的にはこれに追従する形になると思われます。業者をチェックするポイントして以下の手順を参考にされてください。

  1. 大規模の保育所給食サービスを展開する会社を複数調べてみる
  2. それらの会社のサービスや理念などを把握する
  3. 各会社ごとの特色があればリストアップする
  4. 入所している保育所に納入する業者の情報をもらう
  5. 大規模会社のものと比較する
  6. 不明点などを訊ねる

まずは大規模な保育所給食サービスを運営している会社に関しての理解を深めることが重要となりますね。

実際に、我が子が入所する保育所が外部委託を採用していたり、採用する予定である場合は、納入する業者のサービスや理念に関する情報を書面等で入手しましょう。

その情報と、当初把握した大規模に運営している会社のものと比較することにより、水準や質に関してより深く理解することが可能になります。その上で、納得できない内容に関しては、保育所側と話し合えば良いと思います。

我が子の食の安全は自分が守る・・・そのような姿勢を維持していくことが何よりも大切であるのは言うまでもありませんね。

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